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平均寿命と健康寿命をイコールにする

いま日本人の平均寿命は男性平均80.2歳、女性86.6歳。いま男女の平均寿命も84歳で世界一の長寿国となっています。長生きできることは喜ばしいことですが、手放しで喜べることばかリではあリません。それは、いまの日本では「平均寿命」と「健康寿命」の差が、約10歳あるといわれているからです。

 

健康寿命」というのは耳惯れない言葉ですが、「人の手を借リないで、ひとリで自立した生活を送ることができる期間の寿命です」。ちなみに日本人の 「健康寿命」は男性が70.4歳、女性が73.6歳。全体でも72.0歳でこちらも世界一ですが、「平均寿命」との差を見比べてみてください。日本では男女ともに「平均寿命」と「健康寿命」の間には、10年以上の差のあることがわかります。

つまり、「健康寿命」の時期を終えて「平均寿命」に至るまでの10年あまり、 何らかの病気を抱えたり、介護が必要になったり、また、寝たきりの状態を余儀なくされていることが、この数字からわかります。実際、読者の方の身近なところで、ご高齢の方に介護や医療が必要なケースが多くなってきていることを、さぞ実感されているのではないでしようか。

では、その原因は何かというと、転倒による骨折や関節疾患などの運動機能の障害、脳血管障害認知症、また心疾患や衰弱などさまざまですが、その全体の約40%を、実は脳血管障害や認知症の脳関係の疾患がしめています。とくに介護度の一番高い要介護5に至っては、1位が脳血管疾患の34. 5%、2位が認知症の23. 7%で、全体の60%にも及んでいます。

このように脳の血管障害や認知症などが、健康寿命を大きく引き下げている現実を見ると、私たちは「いつまでも健康寿命でいたい」と思わずにはいられません。自分のためだけでなく家族に迷惑をかけたくないという気持ちからも、 1年でも長く健康寿命でいたい、それが私たちに共通する願いでしよう。

平均寿命と健康寿命の差をできる限リ縮める。とくに脳の立場からいえば、 できれば平均寿命と健康寿命をイコールにする。何時までも脳を健康に保つことが「人間として幸せに暮らす」ことであると、私たちは考えています。私たちの研究の究極の目標は、まさに平均寿命と健康寿命をィコ—ルにすることにあります。





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