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自己肯定感の喪失「私はパートナーにとってかけがえのない存在だと思っていたが、違った」

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 失われるのはアイデンティティだけではありません。パートナーとは運命の赤い糸で結ばれている、パートナーを幸せにできるのは自分だけだ、ふたりの絆は鉄壁だという確信も消えてしまうでしょう。

 


 ミリアムは十代のころに義理の父親から性的虐待を受けたとき、実の母親にかばってもらえませんでした。虐待されたこと を打ち明けても、母親は信じてくれなかったのです。幼かったミリアムは自分のことを「出来の悪い子供」と考えるようになり、成人後も自分を大切にしてくれ ない男性ばかりと付き合いました。苦学して専門学校を出た彼女は法律事務所に就職。そこで出会ったのがエドでした。こんな自分を好きになってくれる男性が いるなんてと最初はエドの好意が信じられませんでしたが、エドのおおらかさと頼りがいに惹かれ、三カ月間の同棲を経て結婚を決めたのです。エドを心から愛 していたわけではありませんが、彼のそばにいると自分の存在を肯定できたのです。しかし、その一年後、エドが秘書と不倫していることを知った彼女は、よう やくつかんだ自己肯定感を手放すことになりました。


 「心を許せた人はあなたが初めてだった。あなたといると何の不安もなかったし、どんなことでも相談できた。何よりも自 分を信じられたわ。私はまっとうな人間なんだ、子供のころに起きたことは私のせいじゃない、私が不出来だったからじゃないと考え直すことができたの。あり のままの私でも愛してもらえると思ったから。でも、やっと目が覚めたわ。私はしょせん捨てられる運命にあるのね」

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 ミリアムのように自分の価値を認めてくれた相手に裏切られた場合は、配偶者としても、親としても自信を失います。家庭の崩壊を食い止められなかった自分に落胆し、「親として失格ではないか、自分を必要としている子供に何も与えてやれない」、そんな気分になるでしょう。


 「何もかも捨てて、この町を出ようと思いました」。生後九カ月の女の子を育てているナンシーは胸の内を話してくれまし た。「夫の愛人にはかなわないと思ったんです。彼女は私よりも若いし、生き生きしている。こんな負け犬のもとに生まれてきた娘がふびんでした。私は親にな る資格はないとも思いましたが、幸いにも、こんなふうに考えるのは悲観的になっているからだと分かって、思い直したんです。今の私は夫にとって特別な存在 ではないかもしれないけれど、娘にはたったひとりの母親ですから」


 自分の存在価値が分からなくなると、かつての自分が亡霊のように思えてくるものです。そんなときは「不倫というフィルターをとおして見た自分は決して本来の自分ではない」と自分の胸に言い聞かせてください。今は自分を見る目がいつになく曇っているのです。




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